GITAIのプロトタイプ5号機を開発しました。
今回は4号機と比較してSoftwareを大幅にアップデートし、特に「視覚の同期」に当たるインターネット経由での360°映像の遅延を平均0.1秒以下にまで削減しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※360°カメラとVR端末を使用した「視覚の同期」は人が乗り移るロボットの眼として非常に多くのメリットがあり、また、将来的な実用化を考えるとインターネット経由で同期できる必要がありますが、360°カメラの映像はデータ量が非常に多く、通常の動画ストリーミング技術やWebRTC等の汎用技術を使ってインターネット経由で同期させるとエンコード等で時間がかかり、通常は人が体感できる以上の遅延が発生してしまうデメリットがあります。
そこで、弊社では「人とロボットの視覚の同期(1台の360°カメラの映像を1台のVR端末に向けてインターネット経由で超低遅延で配信する)」用途に特化したP2P通信技術と、データ量を大幅に削減するための画像処理技術をフルスクラッチで開発しました。
Internal Router環境かつThetaSカメラでのテスト結果だと、ThetaSストリーミングの最高FPS(15)かつ最高解像度(1280×720)を維持したまま、平均データ量:4Mbps、平均遅延:0.1秒以下にまでデータ量と遅延を削減しています。
上記はプロトタイプ5号機のデモで体験して頂けます。