モバイルVR端末についての考えまとめ

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現在のVR端末はPCに接続して使用するHMDか、スマートフォンを使用した簡易HMDが主流だけど、これは2次元の情報を扱う端末(PC/スマホ)やOS(Windows/Mac/Linux)の上で3次元の情報を扱っている時点であくまで過渡期のものであり、VR/AR端末が大きく普及するには「自立型VR/ARヘッドセット」が絶対に必要だと思う。自立型VR/ARヘッドセットは「PCやスマートフォンを必要としない」というより、PCやスマートフォンに取って替わる全く新しいハードウェアになると思う。
 
大型コンピュータ⇒PC⇒スマートフォンという「コンピュータのモバイル化の流れ」と、2次元の情報(画像やテキスト)の創造・共有⇒3次元の情報(体験そのもの)の創造・共有という「情報革命の次の段階(=体験革命)への流れ」の大きい2つの流れの結果として、HoloLenseに代表される自立型VR/ARヘッドセットはどんどん出現してくると思う。
 
この自立型VR/ARヘッドセットの普及には①3次元を前提としたOS、②World Wide Webに取って替わる新しい通信の仕組み・共通規格、③3次元を前提としたブラウザ、の3点も同時に必要で、MicrosoftやGoogleがいち早く自立型VR/ARヘッドセットに取り組む理由としては、ハードウェアを押さえることで特に①の覇権を握りたいという思惑があると思う。

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