情報を整理する

Pocket

私はもうすぐ引越しをするため、今荷造りをしています。
不要なものは捨て、必要なものだけを残すと、部屋がとてもすっきりして心地良い空間になりました。これが整理されているということなのでしょうか。

そして、これは物理的なモノだけではなく、情報や思考にも当てはまるそうです。
この点について書かれている本で、佐藤可士和著「佐藤可士和の超整理術」という本があります。

佐藤可士和の超整理術
佐藤 可士和
4532165946

この本の中で著者は、空間→情報→思考という順番で整理をすることで、顕在化していなかった問題を洗い出し、その問題の解決策を洗い出すことができると述べています。

その中で特に気になったのが、情報を整理するために何らかの視点を用いるという点と、情報を整理するために情報を捨てるという点です。

まず、情報を整理するために何らかの視点を用いるという方法は、私が入社したコンサルティングファームでも非常に多用されている方法でした。
そこでは、フレームワークという分析の目的別の視点(切り口)が用意されており、その視点に基づいて情報を切り、整理して、意味づけをする、というものでした。
これにより、それまでは記号の羅列に過ぎなかった情報が意味を持つようになります。
ただし、自分がどのような目的で情報を整理したいかを明確にし、その目的に最も合致するフレームワークを用いなければ、意味のない情報を整理になってしまう点には注意が必要です。

また、情報を整理するために情報を捨てるという方法は、以前書いた「経営判断において直感を信じるべきか?」という記事の内容にも通じる部分があります。
これは、参考にする情報を重要なものだけに制限し、重要でない情報をあえて捨てることで、効率良く高い成果を発揮できるというものです。

そしてこの方法は情報だけに限らず、全てのことについて言えると思います。そもそも現代は選択肢が溢れすぎており、それにより適切な選択肢を選ぶのに時間がかかったり、どの選択肢を選べばよいかわからなくなってしまったりすることが多いように思います。そのため、あえて選択肢を絞り、その選択肢の中で質を高めることで高い成果を期待できるように思います。
ただし、この方法はもちろん情報や選択肢が重要かそうでないかを適切に判断することが求められます。

このように、上記2つの方法で情報を整理することで、部屋を整理するのと同様に頭もすっきりとさせることができ、生産性を上げることができるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ応援クリックお願い致します!
にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ
にほんブログ村

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

WP-SpamFree by Pole Position Marketing