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アジア人は数字に強い?

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以前気になるニュースを見ました。世界の国別の数学の学力を比較すると、上位の国はほとんどアジアの国で占められるそうです。
この原因は一体何なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

この点について、マルコム・グラッドウェル著「天才!成功する人々の法則」の中に面白い記述があります。

天才! 成功する人々の法則
マルコム・グラッドウェル 勝間 和代
4062153920

この本の中で著者は、ランダムな7桁の数字を見て、20秒後も順番通りに覚えているかを試す問題で、母国語が英語の人であれば順番通りに覚えていられる可能性は50%で、中国人ならほぼ100%である、と言います。
これは一体どういうことでしょうか?

この理由は、人間が簡単に記憶できるのは2秒間で言えたり読めたりできるものに限られ、中国語の数字の発音であれば7桁の数字を2秒以内で言えることができるのに対し、英語の数字の発音はそれができないからである、と述べています。

また、欧米とアジアの言語とでは数の数え方も全く異なるそうです。例えば、英語の場合は11や12を数える時だけイレブン、トゥエルブと発音が変わり、さらに20以上の数字は10の位を先に言うように変化するなど、かなり不規則です。
それに対し、日本も含めてアジアの多くの国では数字を実に論理的に数える数え方をしています。
この違いにより、アジアの人達は欧米の人達に比べて計算をずっと簡単にこなせるようになり、この優位点が成長するほど大きくなってテストの点にも現れているのではないか、と述べています。

また、著者はアジアの人達の勤勉で真面目な文化もその原因であると述べています。
それを象徴する中国の諺で、「1年360日、夜明け前に起きた者で、家族を豊かにできなかった者はいない」というのがあります。
もともとアジアの地域は食料の生産に適した地域ではないところも多かったため、食料を生産するために長時間労働せざるを得ず、それが先祖代々続いたことで勤勉で真面目な文化として根付いたように思います。

このように、アジアの人達は数字の言語的優位性、また勤勉で真面目な文化的優位性から数学の学力が他国よりも高くなったのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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