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2012年もお世話になりました!

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今年はかつてないほど大きく人生を変えた1年だった。大企業の社員という安定した地位を捨て、日本を飛び出し、人生をかけて挑戦することの準備をしてきた 。この数年で、自分は何か社会的意義のある課題を、自分たちがやるしかない状況で、志を同じくする仲間と共に解決すること、挑戦することに至上の喜びを感じる人間だとよく解った。俺は来年春に仲間と一緒に会社を創る。

俺は3年前に母を失って、父は元々いない。親戚付き合いも無い。もう誰も頼れないし、失敗したら終わり。それなのに、こんな状況で大きな挑戦をすることをものすごく楽しんでいる。純粋に自分のやりたいこと、やるべきと思うことをやるようにしてから、ついて来てくれる人、共感してくれる人も加速度的に増えている。これからもっと増える。

この数年間、本当に色々なものを失った。年末やお盆に誰もいない実家に帰ってきた時、実家とは待ってくれている人がいて初めて実家なんだと解った。無気力になったり、逆に厳しい先輩から心配されるくらい徹夜しまくって、仕事だけに没頭したりした。

でも逆に、得たものもたくさんある。一生をかけて人の役に立つ、課題を解決していく決意。自分の命くらいしか失うものがないからこそできる決断。新しい環境で得た様々なスキル。人生は一度しかなく、いつ死ぬかわからないことに気付けた。そして、何よりも大事なことに、色々な人に出会え、仲間ができた。

人の役に立つこと。誰かの課題を解決すること。俺はそういったことをビジネスとしてやりたい。ボランティアではなくビジネスとしてやるのは、ビジネスだと拡大性と継続性があるからだ。解決したい課題があって、それを自分がいないところでも広げていきたい、続けていきたいと思うなら、まずビジネスとしてできないか考えないと駄目だ。課題が解決できる仕組みがあって、しかも結果として利益も出せるビジネスモデルを築けたなら、勝手に真似する競合が湧いてくる。一緒に課題を解決してくれて、一石二鳥じゃないか。競争するからこそサービスの質も上がっていく。ビジネスモデルも洗練されていく。

俺は不誠実なビジネスはしないし、メンバーにもさせない。良いことでも悪いことでもビジネスはできるし、生きてはいける。だったら良いことした方が気持ちいい。悪いことしたら金を稼ぐのは簡単になるかもしれないけど、仲間はいなくなる。俺は金を得たいんじゃなくて、仲間と一緒に幸せになりたい。

もっとも、俺は金も稼ぐ。会社として利益を出し続ける。課題解決をビジネスとしてするなら、利益の大きさは解決した課題の多さだ。自分たちがどれほど課題を解決できたのか、人の役に立てたのか、そしてそれは拡大性と継続性があるのかを計る指標として利益を見るのは間違っていない。ただし、利益はあくまで指標となる結果であって目的じゃない。

1年後これを見返した時、今の気持ちのままで経営できているかわからない。毎年自分でチェックできるように書いてみた。どんな状況になっているかわからないけど、楽しんで必死に頑張っていると思う。俺が頑張れるのは、まだ見ぬ顧客のためじゃない。仲間のためだ。仲間のために、俺は最高の経営者を目指す。
そして世界をちょっとだけ良くして、仲間と一緒に幸せになって、死ぬ。俺のゴールはその後にこそある。俺は、女手一つで、自分の人生と命を引き換えにして育ててくれた母に、自分が現世でやり遂げたことを胸を張って報告しに行く。これこそが俺のゴールだ。あの世に金や車は持っていけない。持っていけるのは俺の思い出だけだ。胸を張って報告できる思い出を創ろう。

俺が死ぬまで後悔し続けること。死ぬ前に感謝の気持ちを伝えられなかったこと。もう2度と後悔したくないから、身近な人へこそ感謝の気持ちをその場で伝えるようにしよう。

みんな、いつも本当にありがとう。ありがとう!(^^)

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