日本発のベンチャーがアメリカで成功するには?

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昨今は起業ブームと言われ、特にIT系のスタートアップ企業が様々なサービスをスタートさせています。
その中には日本の市場だけでなく、海外、特にアメリカの市場を狙ったサービスも見られます。
しかし、日本のベンチャーがアメリカで成功したという話はまだ聞きません。
では、日本のベンチャーがアメリカで成功するためには何が必要なのでしょうか?

この点について、天野雅晴著「180日でグローバル人材になる方法」が参考になると思います。

180日でグローバル人材になる方法
天野 雅晴
4492044523

この本の中で天野さんは、日本発のベンチャーがアメリカで成功しない理由は、以下の2つの壁があるからだと述べています。
①ネットワークの壁
②言語の壁
まず①ネットワークの壁とは、アメリカは個人主義で組織がフラットであるからこそ、個人同士の情報共有のためのネットワークが重要になってくる。しかし、日本は組織同士のネットワークが強い文化であったため、この個人同士のネットワークの重要性に気付かず、また気付いても入りづらいことが見えない壁として立ちはだかっている、と言います。
次に②言語の壁とは、まず日本人の英語の会話力の低さを指摘した上で、会議での発言の無さ、論理性の無さなどがコミュニケーションの妨げになっている、と言います。

最近ではWEBを利用すれば高品質な英語教育を安く受けれるため、②の言語の壁は日本にいながらでも克服することは不可能ではないような気がします。しかし、①のネットワークの壁を克服するためにはどうすれば良いのでしょうか?

この点については、SNSやWEBサービスを活用することで以前よりも容易にネットワークの壁を克服できると考えています。例えば、Facebookは既存のリアルなネットワークをSNSに持ち込んでいる場合が多く、またコミュニティの募集もオープンで行われていることが多いため、既存のネットワークへの入口として活用できると思います。

ただし、何かしらこちら側から提供できる価値が無ければ既存のネットワークに入れるとは思えませんので、向こうで価値を発揮する武器をつけることが壁を克服するために最も必要な条件なのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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