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海外に行くことのメリットは?

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私の友人や知り合いに、英語の習得のために語学留学に行ったりしている、また行ったことがある人が結構います。
私自身もビジネス英語の習得を目的の1つとして、今年の春から香港、シンガポールに働きに行きます。

しかし、単に英語のスキルを高めたいだけなら、今の時代世界のどこにいてもインターネットを通して学習することが可能です。
特に最近はTEDのような良質なコンテンツが増えてきただけでなく、スカイプによる会話を通して英会話を学習できるようなサービスも増えてきました。
これは英語に限らず、どのような専門分野であっても知識としてのスキルだけならインターネットを通して安価で良質な学習を受けることができるサービスが増えてくるでしょう。

そのため、会場に足を運んで学習を受けるようなサービスは、インターネットでの学習には無い付加価値を付ける必要があります。
それは何かというと、①実体験を積めること、②継続性が高いことだと思います。
①の実体験を積めるというのは、陶芸や楽器等のような、実際に体験することでのみスキルの向上を見込めるような分野の学習を受けることができる、ということです。
②の継続性が高いとは、自分以外の人も含めて定期的に一定時間を拘束することがあらかじめ決まっているような学習の環境があると、自分一人でいつやってもよい環境よりも継続しやすく、結果的にスキル習得の可能性が高まる、ということです。
会場に足を運んで学習を受けるようなサービスは、今後これらの点をさらに強化してインターネットでの学習との差別化を図っていく必要があるように思います。

では、英語の習得を目的として海外に行く場合はどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 
先ほど述べた通り、単に英語のスキルを習得するだけなら日本にいてもそれは可能です。インターネットや語学学校等を利用して、日本に居ながら24時間英語漬けの日々を送ることは不可能ではないでしょう。
そのため、英語のスキルを習得するためだけにわざわざ海外に行く必要なあまり無いように思います。
また、急速に科学技術が発展している現代では、音声を自動で翻訳してコミュニケーションできる通訳機も近い将来できるでしょう。
今既にgoogle音声検索のように音声を文字情報に変換する技術が進んでいますし、google翻訳のように文字情報を翻訳する技術も進んでいます。
この2つの技術がさらに発展し機能の精度が高まるだけで、技術的には通訳機はできるはずです。
最も、仮に通訳機が完成すれば、そもそも他言語を学習する目的そのものが失われる方が多いでしょう。

むしろ、海外に行くメリットは、現地の人々と関わったり、異なる文化に触れるような、日本には無い環境で生活することで新たな価値観・選択肢を増やすことあるように思います。
私も、ビジネス英語の習得そのものよりも、日本とは異なる文化で育った日本とは異なる価値観を持つ人々と一緒に学んだり働いたりする体験や、日本とは異なるスタートアップの空気に触れることに価値を感じています。

これからは、環境を変える際にインターネット等の技術で手に入らないどのような付加価値があるかが環境の選択において重要になるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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