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起業家としての自分を変えるキッカケ

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メタップスCEO 佐藤さんのブログ記事

2013年、起業して数ヶ月経った時期にこの記事に出会い、何回も読んだ。
起業家としての自分を大きく変えるキッカケになった記事だと思います。

特に、『自分がいままでお手本にしてきた経営理論は安定成長を続ける優良企業を目指すための教科書であって、グローバルに突っ込むメガベンチャーを目指すための体系をまとめたものではありません。』という箇所でハッとさせられた。

自分は元々MBA的な経営戦略・経営管理にすごく興味があり、大学生の頃から様々な分野を勉強してきた。ビジネスコンテストに出たり、知人のベンチャーを手伝ったりもした。管理会計も勉強した。
起業する前後も、徹底的にリサーチし、めちゃくちゃ細かくロジックと数字を落とし込んだ事業計画書を作成してた。
マネジメントも、なるべく早く権限委譲することが良いことだと考えてた。

けど、起業してみて痛感したのは、上記のような知識や良いとされるノウハウのほとんどは「変化のゆるやかなマーケット」で「1000の規模の企業を10000の規模の企業に成長させる」際に必要となる知識であり、急激に変化するマーケットで0を1にする際にはほとんど役に立たないということだった。

また、『事業計画は「市場がある」ことを前提に作られますが、ベンチャー企業が手がけるビジネスは「市場があるかどうか」を確かめるプロセス、もしくは「市場そのものを創る」プロセスなので事業計画の前提が崩れて』いるという箇所にも本当に痛感させられた。

「1ヶ月かけて綿密に策定した、市場があるかわからない事業の計画書」よりも、「市場があるかを検証するためのPDCAサイクルをまわす技術」・「市場そのものを創り出す技術」の方がはるかに重要だった。

自分はまだまだ駆け出しですが、一生『安全圏内からもっともらしい解説をしてくれる「評論家」ではなく、リスクだらけの危険地域の最前線から実況中継する「プレイヤー」であり続けたい』と思っています。
定期的に読み返します。

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